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【The Mill カラリスト紹介】ピーター・オッペルズドルフ氏

2022.5.19

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前回ご紹介したハンビ氏のインタビューに続いて、今回はThe Millロンドンのカラリスト「ピーター・オッペルズドルフ」氏のインタビュー記事をご紹介します。


- 色の世界に足を踏み入れたきっかけは何ですか?

正直なところ、段階的な旅でした。私は写真、デザイン、映画などを含む幅広いクリエイティブ部門に携わってきました。大学では、実験映画を作るのに多くの時間を費やし、色を操ることはそのクリエイティブ・プロセスの大きな部分でした。
2010年にポストプロダクションの世界に入ったとき、カラリストの役割は、アーティストとして、そして人として私にとって本当に最適な役割だと感じました。最高な意味で、大変困難ではあるけれどやりがいのあるキャリアであり、大好きです。

- お気に入りのカラコレ作品とその理由を教えてください。

Stonewallの「Proud Mistletoe」キャンペーンは、私が非常に誇りに思っている最近の仕事です。British Arrows賞でBest Color Gradeにノミネートされて、この案件に携わった事はキャリアのハイライトの一つです。
この作品はプライドで憎しみに立ち向かうことを中心として、活気に満ち、カラフルで人目を引くものである必要がありました。これは、コントラストをダイナミックに強調することによって、リッチでバランスの取れた画像を作成することで実現されました。
また、自然な見栄えを保ちつつ、虹の色を強化し、品質の最後の仕上げとして、さまざまな手法を使用して画像にテクスチャ・ディテールを引き上げ、映画のようなプレミアム感を出しました。

- あなたのクリエイティブなプロセスについて教えてください。

毎回仕事上での私の目標は、期待を超える何かを作成することです。主観的な観点から、私の才能が特定のプロジェクトに最も影響を与えることができる事を判断するために、ディレクターが何を達成しようとしているのかを完全に理解する必要があります。
私は少し純粋主義者で、グローバルレイヤーでできる限り多くのことを管理することを心掛けています。必要な場合を除いて、キーやマスクの使用は避けます。同じ手法を使用して、撮影LUTを作成し、VFXパイプラインのLUTを投影することもできます。
目的としては、シンプルで強力なベースを作成し、これが最終ルックの90%になります。ここから微調整して磨きます。
画像に何をしたいのか、そして私のフローのどこにあるのかを正確に理解しているので、このポリシーで毎回作業に取り込むことによって、スピードも出ます。 さらに、この方法でカラコレにアプローチすると、プロジェクトの時間、予算、ワークフローに応じて、ルックの複雑さをスケールアップまたはスケールダウンできます。

- あなたにとって、何が刺激的でしたか?

色々な所からインスピレーションを受けています。 映画とストーリー作りへの愛情が私に刺激を与え、ここまで来れました。アシスタントは私にインスピレーションを与えてくれます。 一人ひとりが夢と情熱を持って、それを実現するために一生懸命取り組んでいます。彼らは私自身の野心を思い出させ、毎日より良くするように背中を押してくれます。また、世界中のカラリストも私を刺激します。才能のあるカラリストがたくさんいて、全員が目を引く作品を生み出しています。毎日、Instagramで何か新しいものを見かけ、新しいことに挑戦し、自分のスキルセットを広げたいと思っています。

- カラリストとしてあなたをワクワクさせる業界のトレンドはありますか?

カラコレはこの業界でアクセスしやすい分野ではありませんが、2010年に自分が始めたときよりもかなりアクセスしやすくなっています。また、より包括的で多様性を高めるには長い道のりがありますが、正しい方向に向かっています。すでに急速に拡大している世代のカラリストとの相対的なアクセス可能性の利点を認識しており、そのすべてが美しい作品を生み出しています。
また、知識と専門知識を共有することにオープンなカラリストのより広いコミュニティは、良いことでしかありえません。この調子でこれからの業界の成長が楽しみです!


元記事では担当作品の映像・画像が掲載されています。こちらも合わせてご覧ください。https://www.themill.com/newsfeed/spotlight-mill-colourist-peter-oppersdorff/

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